あるふぁ通信令和3年12月号
2021年12月09日




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あるふぁ通信 2021年12月号:足底のアーチについて(後編)
今年もいよいよ残りわずかとなってしまいましたが、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
今回のあるふぁ通信では、引き続き理学療法士の齋藤が「足底のアーチ」についてお話しします。
🦶 足底アーチの役割と機能
足のアーチには、内側縦アーチだけでなく「外側縦アーチ」「横アーチ」も存在します。これらのアーチの主な機能は以下の通りです。
- トラス機構(クッションの役割)
足にかかる衝撃を吸収し、分散させます。 - ウィンドラス機構(バネの役割)
推進力を生み出し、つま先で蹴り出しやすくします。 - 安定化
地面の凹凸に柔軟に対応し、体重をかけた際のバランスを保ちます。
⚠️ アーチが崩れるとどうなる?
足底腱膜などで構成されるアーチのバランスが崩れると、上記機能が低下し、以下のようなリスクが生じます。
- 衝撃吸収ができず、足などに痛みが生じる。
- 推進力が減り、歩幅が狭くなる。
- バランスが崩れやすくなり、転倒のリスクが高まる。
包括的なリハビリの視点
高齢者の骨折(大腿骨、脊椎、手首など)の原因の多くは「転倒」です。
骨折部位の治療だけでなく、「なぜ転倒したのか(足のアーチの問題など)」という原因を考えなければ、再発のリスクがあります。
私たちリハビリスタッフは、患部だけでなく全身の機能、ご自宅の環境、社会的背景などを包括的に評価し、他職種(医師、ケアマネジャー、看護師など)と情報共有しながら、最適なサービスを提供できるよう努めています。
お問い合わせ先:訪問看護リハビリステーション あるふぁ相模大野
看護・リハビリに関するお問い合わせご相談は随時行っていますので、お気軽にご連絡ください。
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【年末年始休業日のご案内】
令和3年12月30日(木)~令和4年1月3日(月)
