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あるふぁ通信令和2年8月号

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あるふぁ通信 2020年8月号:飲み込みのチェック(スクリーニングテスト)

待ちに待った梅雨明けも、もうすぐです。皆様にはお健やかにお過ごしのことと存じます。
今回は、言語聴覚士の草薙が「摂食嚥下機能のスクリーニングテスト」についてお伝えします。

✅ 嚥下障害の有無を調べる3つのテスト

嚥下障害(飲み込みの障害)の可能性があるかを調べる「スクリーニング(ふるい分け)」として、以下の3つがよく使われています。

1. RSST(反復唾液嚥下テスト)

  • 方法:30秒間に空嚥下(唾液をゴックンすること)を何回できるかを計る。
  • 判定3回以上できれば正常。

2. 水飲みテスト

  • 方法:30mlの水を飲んでもらい、嚥下の回数やむせの有無を観察する。
  • 判定:1回でむせなく飲めれば正常。

3. フードテスト

  • 方法:プリンや粥を食べてもらい、嚥下反射、むせ、呼吸の変化、口の中の残留を観察する。
  • 判定:むせなく飲めて、追加嚥下で口の中に残留がなければ正常。

⚠️ テスト結果の捉え方

結果が異常だったからといって、「もう食事が食べられない」「誤嚥性肺炎になる」と決まったわけではありません。
あくまで「障害がある可能性が高い」という目安です。
この結果をもとに、言語聴覚士などの専門家が、口や喉の動き、認知機能、全身状態などを多角的に分析し、その方に合った安全な食事形態やリハビリ方法を検討します。


📝 【付録】RSSTにチャレンジ!

最近、むせやすくなってきたなと思う方は、ぜひRSST(反復唾液嚥下テスト)を試してみてください。

  • 目標:30秒間で6回
  • ※健常者の平均がおおよそ6回です。

お問い合わせ先:訪問看護リハビリステーション あるふぁ相模大野

在宅でのリハビリは、長い期間関わることで、その時々の状態変化に合わせた評価ができるのが強みです。
摂食嚥下障害でお困りの方がいらっしゃいましたら、気軽にご相談下さい。

〒252-0307 神奈川県相模原市南区文京1-4-5 ピアレジ文京1-B
TEL:042-701-3775 / FAX:042-701-3776