あるふぁ通信令和2年6月号

2020年6月4日

あるふぁ通信令和2年6月号
入梅が近づき不安定な空模様のこのごろ、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

言語聴覚士(ST)の草薙です。
今回は、お口の体操の定番「パタカラ」体操についてお伝えします。
なぜ「パ」「タ」「カ」「ラ」の4つの音を発声するのかご存知でしょうか?それは、それぞれの音を作る位置と舌の動き方にポイントがあります。

「パ」は上唇と下唇
「タ」は舌の先と歯茎
「カ」は舌の後面と軟口蓋
(喉の後方上の柔らかい部分)
「ラ」はそらせた舌先と歯茎後部

「パ」「タ」「カ」「ラ」と声を出す事で、唇から喉、舌先から舌後面まで、口腔内の広い範囲で運動ができるんですね。

「パタカラ」体操のやり方は簡単です

「おおげさなくらいはっきりと、大きな声で」8~10回行いましょう。

この体操を続けると主に3つの効果があります。

舌の運動機能がよくなることから、
①お食事をつぶす、まとめる、飲み込む力が強くなる
②滑舌がよくなり、相手が聞き取りやすくなるお口を大きく動かすことから
③唾液がたくさんでてドライマウスを防げる

1分もあればできる体操ですので、食前等に行う習慣になるといいと思います。

最後に、この体操は加齢による口腔構音器官の筋力低下がある方の口腔機能向上を目的に作られています。脳卒中や神経難病などによる嚥下障害や構音障害がある方の場合は、それぞれの症状にあわせたリハビリが必要です。特に、構音障害のある方は、そのタイプによってはパタカラ体操が逆効果になることもありますので、もし、そのような方がいらっしゃいましたら気軽にお声掛けください。

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