あるふぁ通信平成30年9月号

2018年9月3日

初秋の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。

今回はT字杖について紹介したいと思います。T字杖は体重を支えることには適していません。それでもT字杖を使うと歩行が安定しますよね。なぜなら支持基底面が大きくなるからです。支持基底面とは地面に接している面積とその間の領域を指します(図参照)。そして人の歩行は支持基底面が大きい程安定します。他にもT字杖を持つことで歩行のリズムが良くなったり歩行への意欲が高まったりする可能性があることが分かっています。デメリットとしては腰痛のリスクが高まることも知られています。T字杖の高さ設定を誤ると動作が崩れてしまうこともあるので注意が必要ですね。

〇杖の設定
・良い足側の手で持つ。
・杖の位置はつま先より15㎝前、15㎝外側。
・杖の高さは肘を30°曲げた高さ。もしくは腕を伸ばした状態の手首の高さ。

何かとご多用とは存じますが、くれぐれもご無理などなさらないようご自愛ください。

あるふぁ通信H30年9月号(pdf)

訪問看護リハビリステーションあるふぁ相模大野

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