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あるふぁ通信 2020年6月号:お口の体操の定番「パタカラ体操」
入梅が近づき不安定な空模様のこのごろ、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
今回は、言語聴覚士(ST)の草薙が「パタカラ体操」についてお伝えします。
🗣️ なぜ「パ・タ・カ・ラ」なの?
それぞれの音を作る位置と舌の動き方にポイントがあり、これらを順番に出すことで、唇から喉、舌の先から奥まで、口の中を広く運動させることができます。
- 「パ」:上唇と下唇を使う(口を閉じる力)
- 「タ」:舌の先と歯茎を使う(食べ物を押しつぶす動き)
- 「カ」:舌の後面と軟口蓋(喉の奥)を使う(飲み込む動き)
- 「ラ」:そらせた舌先と歯茎後部を使う(食べ物をまとめる動き)
💪 体操のやり方と効果
やり方:「おおげさなくらいはっきりと、大きな声で」8~10回行いましょう。
3つの効果
- お食事をつぶす、まとめる、飲み込む力が強くなる。
- 滑舌がよくなり、相手が聞き取りやすくなる。
- お口を大きく動かすため唾液がたくさん出て、ドライマウスを防げる。
1分もあればできる体操ですので、食前等の習慣にすることをおすすめします。
⚠️ 注意点
この体操は、主に加齢による筋力低下がある方向けです。
脳卒中や神経難病などによる構音障害がある方の場合は、そのタイプによってはパタカラ体操が逆効果になることもあります。
もしそのような方がいらっしゃいましたら、個別の症状に合わせたリハビリが必要ですので、お気軽にお声掛けください。
お問い合わせ先:訪問看護リハビリステーション あるふぁ相模大野
〒252-0307 神奈川県相模原市南区文京1-4-5 ピアレジ文京1-B
TEL:042-701-3775 / FAX:042-701-3776